夢であった大型車の整備を担当できる喜び。先輩たちの姿を見ながら日々腕を磨いています。
整備士江村 典晃
2021年入社

PROFILE
3年制の整備の専門学校を卒業後、大型車を整備したくて近江鉄道に入社。整備士として大型バスのメンテナンスに携わる。働きながら会社負担で大型自動車第二種免許を取得し、繁忙期にはヘルプの乗務員としても活躍。趣味は車いじりで、整備用のガレージを借りて自分や友人の車を整備している。
インタビュー
近江鉄道に入社したきっかけは?
中学・高校時代はバス通学をしていたため、バスに親しみがあり、その内部に対する興味も持ち続けていました。その夢を実現するために整備士を目指して専門学校に入学し、その学校で当社の求人を見つけたのがきっかけです。自社で保有するバスを整備するという点も魅力で、ペースをコントロールしながら仕事に取り組むスタイルが自分に合っていると思い、応募しました。
整備士として働いて発見はありましたか?
パーツ交換の見極めには経験の差が出ると感じています。というのも、明らかに問題のあるパーツを除けば、交換すべきかどうかが判断しにくいケースが多いからです。安全が最優先ですが、コスト管理も重要であるため、交換のタイミングは非常に重要です。個人の裁量に任される部分だからこそ、見極める力をしっかりと身につけたいと思います。

仕事で成長を感じた部分はありますか?
パーツ交換の手順にはいくつかの方法があり、効率的なやり方を身につけることができました。どのようにすれば早く作業できるかを、見てすぐに判断できるようになり、成長を感じています。また、エンジン周りのオルタネーターというパーツにはボルトを通す際のコツが必要ですが、経験を重ねることでうまくできるようになりました。
仕事で気を付けているところは?
ボルトの締め忘れは危険なので、細心の注意を払っています。たとえ1ヵ所だけ締め忘れたとしても危険であるため、毎回ダブルチェックを実施しています。その中で、常に同じ箇所でミスが頻発することに気づいた場合には、ボルトを締める順番や作業ルーティンを決め、必ず同じ手順で作業を行うことでミスを防止に努めています。

働いていてうれしい瞬間はありますか?
運転手からもらえる感謝の声は、とても励みになります。整備士の仕事として、法定点検以外にも運転中に異常を感じたと報告を受けた場合には、即座に対応しています。予定されたスケジュールに差し込みが入るため、作業は慌ただしくなりますが、点検後に「ありがとう」と運転手からお礼を言われると、次も頑張ろうという気持ちになります。また、年数を重ねるごとに体力がつき、重たいパーツ類をスムーズに扱えるようになったことも自信につながっています。
目標を教えてください。
先輩や後輩、そして乗務員から信頼される存在になりたいと思っています。現在の目標は、先輩たちの作業スピードに追いつくことです。作業に慣れるために数をこなすことは重要ですが、皆さんの仕事ぶりを見て、短縮できるポイントを自分で考えることも大切だと気づきました。また、状況に応じた工具選びの判断が早いことも作業効率に繋がっていると感じています。そのため、3年以内に同じレベルに達することを目指して、毎日仕事に取り組んでいます。

最後に会社の魅力を教えてください。
近江鉄道のバスは1台ごとに個性があり、それぞれにどのようにアプローチするべきかを常に考えながら作業することで、整備の腕を磨くことができます。これは、自分にとって理想的な環境です。また、当社では職域を超えた活躍も可能で、私は会社の支援を受けて大型自動車第二種免許を取得しました。現在は、朝の忙しい時間帯などに路線バスや貸切バスのヘルプ要員として働いています。
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大津営業所の雰囲気が大好きです。乗務員も整備士も互いに助け合いながら働いており、堅苦しい上下関係はありません。わからないことを質問しやすく、皆さんが気さくに教えてくれるので、安心して働けます。