公共交通機関を支えるやりがい。安全で快適な運行に貢献するため日々の業務に取り組んでいます。

鉄道技術職(電気)

寺村 舜

2016年入社

イメージ

PROFILE

工業高校で電気を学び、卒業後に近江鉄道に入社。架線や踏切などの点検や工事に関わる電気区の鉄道技術職に所属し、主に信号や踏切の点検や工事を担当しながら日々の安全な運行に貢献している。休みの日は趣味であるテレビゲームとプラモデルづくりに勤しむ。

INTERVIEW

インタビュー

近江鉄道に入社したきっかけは?

公共交通機関の景気に左右されない安定感に魅力を感じたことが、応募の大きな理由です。感染症対策で社会全体が自粛ムードになり、経済が停滞気味だった時期にもボーナスが支給され、自分の選択が正しかったと実感しました。また、電気関係の仕事に興味を持ったのは、液晶関連の会社に勤めていた父親の影響です。将来的にも需要があると聞き、関心を持ちました。

どのような仕事がありますか?

現在、電車を動かすための架線や変電所、信号機、踏切の点検や工事に関わる「電気区」と呼ばれる部署で働いています。具体的には、線路に異常がないかを確認する徒歩巡回、信号関係の年次検査、踏切の照明交換などの業務があります。業務内容はその日によって異なります。徒歩巡回は全線で行うため、全長約60kmの線路を歩くことになりますが、1日で歩く距離は2~3駅間程度です。

写真

働いてみて、いかがでしたか?

高校で電気の勉強をしていたとはいえ、鉄道関連の知識には新しい部分も多く、最初はその点で苦労しました。例えば、踏切がどのような条件で鳴り、電車が停まる仕組みになっているのかを理解するために、結線図と呼ばれる図面を読み解く必要がありましたが、この図面の読み方が非常に難しかったです。もう一度学び直しているような感覚でした。

仕事で気を付けていることは?

危険な場所で作業を行うため、安全を最優先にして取り組んでいます。例えば、鉄道を運行するためには、一般家庭の100Vと比べて十数倍以上の1500V~6600Vの高電圧を扱うため、非常に緊張感があります。また、信号機の工事時には回路の設定を誤ると、踏切が赤の状態が続き、車両が通過できなくなる可能性があるため、結線図や図面に書き込まれた注意書きの確認が欠かせません。滞りのない営業を目指し、トラブルをいかに防ぐかを日々考えながら作業しています。

写真

仕事で成長を感じた部分はありますか?

経験を重ねることで知識が身に付き、上司に対して意見を述べられるようになったことに成長を感じています。電気区の仕事は大きく「信号・踏切」「架線」「変電所」の3つに分かれており、私は主に信号・踏切の工事に関わっています。自分で配線を検討して作成した結線図が、工事を経て形となり、意図通りに問題なく作動することで大きな達成感を覚えます。

目標を教えてください。

お客様と直接触れ合う機会は少ないですが、部署全体として快適な移動を支えることに強い想いを持っています。そのため、駅の照明変更や電灯の増設、放送設備の改良を進め、より明るく居心地の良い環境を整えています。また、個人的には後輩が仕事をしやすく感じられるよう、積極的に戸棚の整理を行い、どこに何があるのか一目でわかるようにしています。お客様にも同僚にも居心地の良い場所となるよう、今後もできることを探し続けます。

写真

最後に会社の魅力を教えてください。

近江鉄道は、通勤や通学に利用されるお客様と、観光を楽しむお客様の両方を乗せて運行しています。多くの方々が笑顔でホームを降りるためには、定時運行を継続することが最も重要です。この部分を支えていることを誇りに思っています。職場は非常に活気があり、意見を交わしながら仕事を進めたい方には最適な環境です。

RECOMMENDED

お勧めスポット

近江鉄道のお勧めスポット

尼子駅から豊郷駅までの区間が特に好きです。この区間では、タイミングが合えば近江鉄道の電車と新幹線が並走するため、撮り鉄の方々に人気のスポットです。また、桜川駅方面には桜が沿線に植えられており、春になるととても美しい景色が広がります。

取材日:2024年8月
RECRUIT

求人情報

これまでも、これからも、地域に尽くす。
長い歴史を誇る近江鉄道グループで、滋賀の豊かな暮らしを支えませんか?